56歳・虚弱タイプ・更年期真っ只中の漢方薬剤師が、自分のために常備する漢方薬とは?(OurAge)



漢方薬剤師の樫出恒代さんによると、最近多いなと思うのが「なかなか風邪がすっきり治らない」「また風邪をひいた」という声なのだそう。特に更年期世代に多いという。

そもそも更年期は、卵巣の機能が終わる時期。
「卵巣の機能低下が始まる時期やスピードは人それぞれなので、症状もさまざまですが、あきらかに、女性ホルモンの分泌低下は心と身体に影響を及ぼし、自律神経のアンバランスをはじめ、身体の疲労、不調が出やすくなってきます。その結果、免疫力が正常に働かなくなり、自然治癒力が低下してくる傾向があるのです」と樫出さん。

どんなに気をつけていてもひいてしまうことはあるのだが、「ひいたら」というより「ひきそう」と感じた時に対処を、と樫出さんは話す。
「そのためには、自分に合う風邪用の漢方薬をいつも持って歩くこと。そして、来週はハードスケジュールだなと思ったら、気力と体力をアップし自然治癒力を底上げしてくれる、そんな漢方薬を飲んでおきましょう」

体力・気力が低下しやすい、実は虚弱になりやすい更年期世代は、いつも何かで底上げするたほうがよいのだそう。
「私は漢方カウンセリングの時に、50歳を迎えたら、嫌なことはしないようにね、と、お話します。もちろん、全ては無理かもしれませんが、嫌なことを我慢してやっているとイライラして、眠れなくなって、体力・気力が落ちてきます」

「ちなみに私、更年期真っ只中の56歳の場合。案外、虚弱タイプです」と樫出さん。彼女の常備する漢方薬は…

●風邪用の漢方薬*
◯麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
虚弱タイプの風邪用漢方薬。ちょっと寒いな、鼻が垂れるな、という時にすぐに飲む。
◯桔梗石膏(ききょうせっこう)
桔梗の根っこと石膏。喉のいがらっぽさや痛み、痰などによい。
◯柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
お腹が緩くなった時の風邪に、あと一歩で治りそうな時に飲む。

●底上げ漢方薬*
◯補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
食欲が増し、体力・気力をつけてくれる。忙しい時は毎日1回服用。来週は出張もあるし、というときはあらかじめ1日3回飲む。出張の間も。
◯鹿茸(ろくじょう)〈鹿の角〉
成分はエストラジオールやコンドロイチンなど。気力低下の時、身体をぐっとあたためる。動悸・息切れ・尿の異常・インフルエンザ予防にもよいので、冬場は飲むようにしている。



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